膿みを吸い出してさあ
とりあえず、何やってるんだろうなぁ、この子たち。あ、そこのメイドさん。
冷蔵庫にプリンあったでしょ?それ持ってきて。ん。ありがとう。あー美味しいー。
やっぱ高いところのは高いだけあるよねぇ。ん?なに、新作のケーキ?へー。
美味しそうだね、食べていいの?ありがとう。甘いものは別腹ともいいますし、喜んでいただきましょう。
スプーンの代わりにフォークを突き刺して、ケーキの上の苺を頬張る。
この甘酸っぱさがいいんだよねぇ。あ、アイスティおかわりね。ていうか退屈よねぇ。
あ、千年公ー。チェスでもどう?ん?あの子達が何してるかって?知らない。
ここにきたらああなんだから。ていうか誰も相手にしてくれなくて暇だったのよね。
先攻後攻?じゃんけんでいいわね。最初はグー。・・・・あら、負けちゃったわね。
どっち?先攻ね。負けないわよ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?なにあんた達。
今いい所なんだけど・・・千年公ばっかりズルい?そう言われてもねぇ。
私をほったらかしにしてたのそっちだし。ねぇ千年公?ほらみなさい。
あ、ちょっとそこで泣きそうにならないでよ私が悪いみたいじゃない。心外ねぇ。
一緒に遊びたいとか言われてもチェスで全員は無理よ。トランプ?エクソシスト狩り?嫌よ面倒臭い。
ていうかトランプとエクソシスト狩りを同列に扱うなっての。
楽しいのに?あんた等と一緒にしないで。あら、なぁにスキン。あぁ、このケーキ?新作らしいのよ。
食べる?はい、あーん。・・・美味しい?そう、よかった。はいはい周り五月蝿いわよー。
これぐらいでぎゃあぎゃあ言うんじゃない。ん?なにロードも食べたいって?いいわよ。
え?食べさせて?しょうがないわねー。はい、あーん。・・・あー千年公ごめんごめん。今動かすわ。
人気者は辛いのよ。そうだ。ねぇルル。猫になってくれない?膝の上に乗せてあげる。
・・・即行でなったわね。おいで。え、なんでルルだけって?
そりゃ、猫を膝の上に乗せてチェスやってるとか優雅でしょう、見た目。気分の問題よ気分の。
そこ殺気漲らせない。そうねぇ、チェスが終わったらカードぐらいなら相手してあげるわよ。
ティキがイカサマしないならね?そうそう、デビット、ジャスデロ。
しっかりティキを監視しておくのよ。その子結構手癖悪いんだから。
はいはい。泣くな泣くな、いい年した男が。ん?なにロード。お父様?あーシェリルね。
シェリルがどうしたの?今度うちにおいでって?そうね、気分が乗ったら行くわ。
はい、千年公。チェックメイトよ。ふふ。こういうゲームは得意なのよ、私。
運任せなのは五分五分だけどね。そうね、これだけ人数がいるならババ抜きとかの方が面白いかしら。
ありがとうスキン。双子もティキもこれぐらい気のつく子になりなさいな。
え、ロードたちはどうなのかって?女の子はいるだけで可愛いからいいの。
ねー?差別?当たり前でしょう、むさ苦しい男より可愛い女の子の方が圧迫感ないんだから。
美形は美形だけどね、三人とも。はいはい、ぐちぐち言ってると三人だけハブにするわよー。
あ、ルルはどうする?このまま膝の上にいる?そう、膝の上にいるのね。
それにしても癒されるわー猫。ルル超可愛い。勿論ロードも可愛いわよ。
はいはい、ジャスデロも可愛いわ。デビット?どっちかというとカッコイイ?
喜んでもらえて何よりね。ん?ティキ?顔はいいけどヘタレでしょ。
千年公はナイスミドルって感じよねぇ。何歳か知らないけど。スキンも素敵よ。勿論じゃない。
さ、始めるわよーババ抜き。誰が一番早く抜けられるかしら。楽しみね。
「ねーーティッキーが落ち込んだままなんだけどー?」
「無視しておけばいいんじゃない?」
「ヒヒッそれいいね!」
「ヘタレな学無しなんていらねぇって」
「、順番だ」
「はいはい。あ、揃ったー」
「我輩の番ですネ❤・・・うーん。残念でス❤」
「主人、さま、頑張ってください」
「お前等、オレに対して酷すぎねぇ?!」
「「「「「「「何が?」」」」」」」